朝ドラ「舞い上がれ!」が10月3日から始まりました。
開始が2022年10月3日で 、それだけで123ですし、飛行機も出てきますから注目していました。
ドラマの概要
90年代から現在を舞台に、福原遥演じるヒロイン岩倉舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島で、さまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生を描く。語りは長崎出身のさだまさしが務める。
こんなに早く取り上げるとは思っていなかったのですが、ヒミコ三代の条件をクリアしたので、取り上げることにしました。
ヒミコ三代の条件はこちら⬇️
初代と二代目の仲たがいし、お互いに会わない期間が20年以上ある。
初代と二代目の仲を三代目が取り持つ。
三代のうち、二代目が最強の巫女能力(祭祀、呪術)を持つが一般の人にはまったく知られていない。
二代目は二人で一人?
二代目の技術(祭祀要素)を三代目が習得する。しかし、継承は別の人がする。
初代の職掌を三代目が名実ともに引き継ぐ。
上二つを放送2週目でクリアしています。
それと今までのブログで落としていた条件があり、今回追加します。
『三代目は時間をさかのぼる』
「あまちゃん」では、アキが「見つけてこわそう」という子供向け教育番組に出演。番組中では、アキは壊したものを復元させる「逆回転」の能力を備えているという設定になっていました。
「カムカムエブリバディ」では、ドラマ自体がひなたが考えたラジオ英会話講座のテキストの内容だった、すなわち三代目のひなたが祖母や母の時間を巻き戻したとも取れる内容でした。
そして、「舞い上がれ」では1話冒頭で子どもの舞が両親と飛行機に乗り、機長の機内アナウンスを聞くシーンから始まり、その機長が未来の舞でした。(そしてそれが熱を出して寝込んでいた舞の夢だったという設定)
二代目最強説を出しましたが、三代目は時をさかのぼれるので三代目が最強なのかもしれません。(ただ現時点では保留にします。)
「舞い上がれ」での職掌は、人を乗せた乗り物を操縦することではないかと推測します。
舞の祖母も漁業の傍ら釣り人を釣りのポイントに連れて行く仕事をしていました。
舞はこれから旅客機のパイロットになるため、航空学校に入学しますが、その動機をこう語っています。
「たくさんの人の想いを乗せて、目的地へ送り届ける。それは大変なことだけれど、それができる強い人間になりたい」
人の思いを乗せる…が時間をさかのぼる(と過去改変)のキーワードになっていると思います。
人の思いを乗せる手段が「あまちゃん」では、アイドルになる=歌であり、「カムカムエブリバディ」では映画のコーディネーターでした。
朝ドラもジブリアニメや新海アニメ、細田アニメと同様、時間の循環と過去改変((真)日本の黒い霧ブログより表現をお借りしました)を描いているものと考えています。
おそらく、アニメをあまりみないB層の女性をターゲットに絞り、SF要素を排除しつつ時間の循環を表現するというなかなか巧みな構成で毎度感心させられます。