映画ハローワールド雑感

映画「ハローワールド」を見てきました。スピード感があって、絵もきれい。内向的性格の主人公にも共感を覚えました。でも、高校生の直美と瑠璃が戻ってきた世界が新しい世界、というのが納得できなくて。どうして新しい世界といえるのかわからなかったです。

それで、原作本とスピンオフ小説、公式ガイドブックも購入して色々と考えてみたのですが、それでも納得はできませんでした。とりあえず、消されずに似た世界に居続けたから、そこは新しい世界ということでしょうか。

ただ、公式ガイドブックに脚本の方の自筆メッセージがあり、興味があったので、このブログではそのことについて書きます。

自筆メッセージというとで、筆記具について言及し、鉛筆については鉛筆で、ボールペンについてはボールペンで書いてあるようです。それをフォトレタッチというソフトで取り込んで掲載するという凝った内容です。f:id:naoruri:20191003110057j:image

物を書くときに、ボールペンで書くと消せないというプレッシャーは私のにもあるので、そこはすごく共感しました。でも、最後の2行がよくわからなかった。暗号が得意の作家さんのようなので、仲間に向けた暗号なんでしょうか。

私はこの自筆メッセージと暗号として読むと、「書く」を核(原子力)にかけている部分があること、過去改変を正当化していると受け取りました。(あくまで個人の感想です)

未来への答えを書いてほしいとのことなので、一生懸命考えてみました。

本文でおすすめされている「フリクション(摩擦、衝突の意味)」ペンを使わず、本文にも触れていない筆で書きました。プレッシャーはありますけど、言葉の意味を反芻し、指先にも精神をいきわたらせる感じで言葉を綴るのもたまにはいいものですね。

タイトルについての願いはこれ。f:id:naoruri:20191003110109j:image

そして、結末についての願いはこれです。f:id:naoruri:20191003110120j:image

 大切なのはイマジネーションだ、は私には腑に落ちる言葉でした。